
雨の日に子どもがびしょびしょになって帰ってきたとき、ランドセルの中まで濡れてしまっていたら、思わずため息が出てしまいますよね。
「市販のレインカバーを探してみたけど、なかなか好みのデザインがない」「もう少し安く済ませたい」「せっかくなら世界に一つのオリジナルを作ってあげたい」――そんなふうに感じているお父さん・お母さんも多いのではないでしょうか。
実は、ランドセルのレインカバーは意外とシンプルな手順で手作りできるんです。
この記事では、初心者さんでも取り組みやすい基本の作り方をはじめ、透明ビニールを使った作り方や、100均素材で低コストに仕上げる方法まで、幅広くご紹介します。
読み終わったころには「よし、作ってみよう」ときっと思えるはずです。一緒に確認していきましょう。
ランドセルのレインカバーは手作りで十分対応できます

結論からお伝えすると、ランドセルのレインカバーは防水・撥水生地とゴムさえあれば、ミシン初心者さんでも手作りできます。
基本の工程は「採寸→型紙作り→裁断→縫製→ゴム通し」のたった5ステップ。
市販品のような複雑な構造は必要なく、シンプルな形でしっかり雨を防げるカバーが完成します。
もちろん、透明ビニール素材を使えばランドセル本体のデザインを見せながら雨から守ることもできますし、100均のレインコート素材などを活用すれば材料費をグッと抑えることもできます。
お子さんの好みや使いやすさに合わせて、アレンジできる幅も広いのが手作りならではの魅力ですよね。
手作りレインカバーがうまくいく理由

「でも、どうして手作りでちゃんとしたカバーが作れるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。
ここでは、その理由をもう少し丁寧に解説していきます。
ランドセルの形はシンプルで型紙が作りやすい
ランドセルの形は基本的に直方体に近く、かぶせ部分・本体の高さ・マチ(厚み)・幅の4つを測れば型紙が作れます。
洋服のような曲線が少ないため、型紙作りが苦手な方でも取り組みやすいのが特徴です。
一般的なランドセルのサイズの目安はこちらです。
- 高さ:約30〜32cm
- 幅:約23〜24cm
- マチ(厚み):約19〜20cm
ただし、ランドセルのメーカーやモデルによって多少差がありますので、必ずお子さんのランドセルを実際に採寸してから型紙を作るようにしましょう。
かぶせ部分は少し大きめに取っておくと、ランドセルをしっかり包めてズレにくくなりますよ。
素材さえ正しく選べば防水性はしっかり確保できる
手作りカバーの実用性を左右するのは、なんといっても素材選びです。
防水・撥水性のある生地を使えば、布製でも十分な雨よけ効果が期待できます。
よく使われる素材としては以下のようなものが挙げられます。
- ナイロンオックス・ターポリン:防水性が高く丈夫。手芸店やネットショップで購入できます。
- 撥水加工のナイロン生地:軽くて扱いやすく、初心者さんにも人気です。
- 透明ビニールクロス:ランドセルの模様を見せたいときに最適。縫いにくい場合はクリップで仮留めすると◎
- 傘の生地(リメイク素材):使わなくなった傘を解体して再利用する方法も広まっています。
もし手芸店に行くのが難しければ、100均(ダイソー・セリアなど)でも撥水素材のシートやレインコート素材を見つけられることがあります。
低コストでチャレンジしたい方にはうれしい選択肢ですよね。
ゴム通しで固定すれば着脱もラクになる
手作りレインカバーの固定方法としてもっともポピュラーなのが、ゴムを使う方法です。
カバーの端にゴム通し用のトンネル(チャンネル)を作り、ゴムを通してランドセルにかぶせるだけで完成。
ゴムの長さや太さを調整することで、フィット感や着脱のしやすさが変わります。
子どもが自分で着け外しできるよう、少し余裕を持たせた長さにするのがポイントです。
また、ゴムではなく紐(コード)を使ってドローストリング式にする方法も人気で、見た目もすっきりしますよ。
3つのタイプ別・手作りレインカバーの具体的な作り方

それでは、実際の作り方を3つのタイプに分けてご紹介します。
どのタイプが自分に合っているかを考えながら読み進めてみてくださいね。
① 初心者さん向け・布製レインカバーの基本的な作り方
もっともオーソドックスな作り方です。
ミシンが使えれば、手芸初心者さんでも挑戦しやすいレシピですよ。
用意するもの
- 防水・撥水生地(約50cm×80cm程度)
- ゴム(幅1cm前後・長さはランドセルの周囲に合わせて)
- バイアステープ(端の処理用)
- ミシン・糸・ハサミ・チャコペン・定規
作り方の手順
- 採寸する:ランドセルの高さ・幅・マチをしっかり測ります。かぶせ部分の曲線にも注意しましょう。
- 型紙を作る:採寸したサイズに縫い代(1〜1.5cm)を加えた型紙を紙に書きます。
- 生地を裁断する:型紙に合わせて防水生地を切ります。マチ部分は別パーツで作ることが多いです。
- 縫い合わせる:本体とマチ部分を縫い合わせます。防水生地はすべりやすいので、クリップやまち針で仮留めしながら進めましょう。
- 端を処理する:バイアステープで端をくるんで縫い、ほつれを防ぎます。
- ゴムを通す:下部にゴム通し用のトンネルを作り、ゴムを通して結べば完成です。
工程はシンプルですが、型紙の精度が仕上がりを大きく左右します。
最初は紙でランドセルに当ててみて、サイズを確認してから生地を切ると失敗が少ないですよ。
② ランドセルの柄を見せたい方向け・透明ビニールタイプの作り方
「せっかくかわいいランドセルを買ったのに、カバーで隠れてしまうのがもったいない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、透明ビニール素材を使ったレインカバーがぴったりかもしれませんね。
透明タイプの特徴と注意点
- ランドセルのデザインや反射材がそのまま見える
- 透明ビニールは縫い目に穴が残りやすいので、縫い直しに注意が必要
- まち針の代わりにクリップ(ダブルクリップ)で仮留めするのが基本
- ミシンの押さえをテフロン押さえに替えると縫いやすくなります
作り方のポイント
基本的な手順は布製と同様「採寸→裁断→縫製→ゴム通し」です。
ただし、ビニール生地は一度縫った部分を解くと穴が残ってしまうため、慎重に縫い進めることが大切です。
試し縫いを必ず行い、糸の力加減やスピードを確認してから本縫いに進むと安心ですよ。
また、透明タイプはバイアステープでの端処理が少し難しいので、端をヒートカットしたり、市販の防水テープを貼ったりする方法もあります。
仕上がりがきれいになるうえ、手間が省けて一石二鳥ですよね。
③ コスパ重視の方向け・100均素材を使った簡単レインカバーの作り方
「なるべく費用を抑えて作りたい」という方には、100均素材の活用がおすすめです。
ダイソーやセリアなどで手に入るレインコート素材・防水シートを活用すれば、材料費をぐっと節約できます。
100均で使える素材の例
- 使い捨てレインコート:袖や帽子部分を除いた本体部分がそのまま使えることもあります。
- 防水マルチシート:厚みがあり、カットするだけで使いやすい素材です。
- クリアファイル・クリアシート:小ぶりなカバーなら、これだけで簡単に作れることも。
100均レインカバーの簡単な作り方
100均のレインコートを使う場合、以下のような手順で作れます。
- レインコートを解体し、ランドセルに合わせてサイズを確認する
- 必要な大きさにカットする(縫い代を含めて)
- 本体とマチ部分を縫い合わせる(縫いにくければ防水テープで貼り合わせるだけでもOK)
- 下部にゴムを通す部分を作り、ゴムを通して完成
ミシンがなくても、防水用両面テープや布用ボンドを使って「縫わずに作る」方法もあります。
お裁縫が苦手な方でも気軽にトライできるのがうれしいところですよね。
ただし、貼り合わせだけの場合は耐久性に限界があるため、週末だけ使うサブカバーとして活用するのが向いているかもしれません。
手作りレインカバーを長持ちさせるちょっとしたコツ
せっかく作ったレインカバーを長く使うために、いくつかの工夫も覚えておけると安心です。
- 撥水スプレーをかける:生地に撥水加工を施すことで、防水効果が長持ちします。
- 装飾は控えめに:フリルやリボンなどの装飾はかわいいですが、重くなりすぎたり雨水を吸い込みやすい素材はNG。実用性とのバランスを大切にしましょう。
- 定期的に拭き取り・乾燥させる:使用後は陰干しして湿気を取り除くことで、カビや臭いを防げます。
- ゴムが伸びたら取り替える:ゴムは消耗品なので、伸びたら新しいものに交換するのがベストです。
まとめ:ランドセルのレインカバーは手作りで十分できます
この記事のポイントを振り返ってみましょう。
- ランドセルのレインカバーは「採寸→型紙作り→裁断→縫製→ゴム通し」の5ステップで手作りできます。
- 素材選びが実用性の要で、防水・撥水生地を選ぶことが最優先です。
- 布製・透明ビニール製・100均素材製と、目的や予算に合わせて作り方を選べます。
- ミシンが苦手な方は、防水テープやボンドを使う「縫わない方法」も活用できます。
- 型紙の精度と採寸の正確さが、仕上がりを大きく左右します。
市販品では「デザインが気に入らない」「サイズが合わない」と感じることもありますよね。
でも手作りなら、お子さんの好きな色や柄を取り入れた、世界に一つだけのレインカバーを作ることができます。
雨の日も「自分だけのカバーをつけてランドセルを守ってあげられる」という安心感は、きっとお子さんにとってもうれしいものになるはずです。
最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、一度作れてしまえば「次はもっとこうしよう」というアイデアも自然と湧いてきます。
まずは手元にある素材や道具でできる方法から、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
きっと、お子さんが喜んでくれる素敵なカバーができあがりますよ。