
「孫のランドセル、うちが買ってあげたい!」という気持ち、あるいは「そもそも誰が買うものなの?」という疑問、きっと多くの方が感じていることですよね。
もうすぐ小学校入学を迎えるお孫さんがいる祖父母の方、あるいは両家の祖父母に「買いたい」と言われて少し困っている親御さん…それぞれの立場で「実際どうするのが一般的なんだろう?」と気になっているのではないでしょうか。
この記事では、最新の調査データをもとに、ランドセルを誰が買うケースが多いのか、父方・母方の違い、そして両家で円満に決める方法まで、一緒に確認していきましょう。読み終わる頃には、きっとスッキリした気持ちで次のステップに進めるはずです。
結論:決まりはなく、祖父母が買う家庭がやや多い

まずはっきりお伝えすると、「ランドセルは○○が買うもの」という法律や明確な慣習のルールは存在しません。
誰が買っても、まったく問題ないんです。
ただ、実態としてはどうなのか気になりますよね。
最新の調査によると、2025年度入学向けの調査では、購入者として「父方または母方の祖父母」が54.4%、「両親」が41.5%という結果が出ています。
また、2024年の調査でも「両親」が42.5%、「父方の祖父母」が27.6%、「母方の祖父母」が26.9%とされており、祖父母の合計が親を上回っている傾向がわかります。
つまり、祖父母が買う家庭がやや多い傾向にある一方、親が買う家庭も約4割と決して少数ではないのが現状なんですね。
「うちは親が買っているけど変なのかな?」と感じる必要はまったくありませんし、「祖父母が買ってあげるのが普通でしょ?」と決めつけるのも少し違うかもしれませんね。
なぜ「誰が買うか」で迷いが生まれるのか

そもそも、なぜこんなに「誰が買うの?」という疑問が生まれるのか、少し掘り下げてみましょう。
昔からの慣習が影響している
昔は「入学祝いにランドセルを贈るのは祖父母の役割」という習慣が広く根付いていました。
特に「母方の実家が贈るもの」という考え方が一部の地域では強く残っていたこともあります。
ただ、現在はその固定観念はだいぶ薄れてきているんですね。
父方・母方どちらが買うかを両家で相談して決めるケースが一般的になってきており、昔ながらの「こうしなければならない」という縛りは、今の時代にはあまり当てはまらないと言えそうです。
ランドセルの価格帯が上がっている
もうひとつの背景として、ランドセルの価格が年々上昇していることも影響しているかもしれませんね。
以前はそれほど高価なものではなかったランドセルが、今では5〜8万円台のものが主流になり、高いものでは10万円を超えるモデルも珍しくありません。
「こんなに高いなら、どちらかが出すというよりも相談が必要」と感じる家庭が増えているのは、自然なことですよね。
価格が上がったことで、「誰が払うのか」という話し合いがより大切になってきているとも言えそうです。
両家の関係性や経済状況がそれぞれ違う
さらに、祖父母の経済状況や、両家との距離感・関係性がそれぞれ異なることも、答えが一つに決まらない理由のひとつです。
「買ってあげたいけど少し金銭的に厳しい」という祖父母もいれば、「子どもは自分たちで育てたいから、ランドセルも自分たちで買いたい」という親御さんもいますよね。
それぞれの事情があるから、「誰が買うのが正解」とは一概に言えないのが、この問題の本質なんですね。
父方・母方、どちらが買うケースが多い?

「祖父母が買うのが多いのはわかった。でも、父方と母方、どちらが買うの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
2024年の調査データを見ると、「父方の祖父母」が27.6%、「母方の祖父母」が26.9%と、ほぼ同率という結果が出ています。
昔は「母方が贈るもの」という慣習がありましたが、今はその差はほとんど縮まっているんですね。
調査によって多少の差はあるものの、父方・母方どちらが買っても今や珍しくないと考えてよさそうです。
大切なのは「どちらが買うべきか」ではなく、「両家でどう話し合って決めるか」という点かもしれませんね。
具体的な家庭のパターン、どんな決め方をしているの?
実際にどのような形でランドセルの購入を決めているのか、よくある3つのパターンを見てみましょう。
パターン①:祖父母が「買ってあげたい」と申し出るケース
一番多いのが、どちらかの祖父母から「ランドセルはうちが買ってあげる」と申し出るパターンです。
祖父母にとって孫の入学は大きなイベント。「お祝いにランドセルを贈りたい」という気持ちはとても自然なことですよね。
この場合に大切なのは、もう一方の祖父母や親御さんとの事前の確認です。
両家の祖父母がそれぞれ「うちが買う」と思っていると、購入直前になって混乱することも。
「おじいちゃん・おばあちゃんが買ってくれるなら、私たちは別のお祝いをするね」というように、役割を分けて話し合うとスムーズですね。
パターン②:両親が買い、祖父母は別のお祝いをするケース
「子どもに必要なものは自分たちで用意したい」という気持ちから、親御さんがランドセルを購入するケースも約4割あります。
この場合でも、祖父母からランドセル代の一部を援助してもらったり、文房具や洋服などを別のお祝いとして贈ってもらったりと、上手に分担している家庭も多いようです。
「ランドセルを買う」という行為にこだわりすぎず、入学に向けてそれぞれができる形でお祝いするというスタンスが、関係をよくするコツかもしれませんね。
パターン③:子ども本人が選び、費用は祖父母が出すケース
最近増えているのが、「お金は祖父母が出すけど、選ぶのは子ども本人」というスタイルです。
祖父母が費用を負担する場合でも、子ども本人にランドセルを選ばせる家庭が多い傾向があるんですね。
「どんな色がいい?」「このデザインが好き?」と子どもの意見を大切にしながら、祖父母・親・子どもが一緒に選ぶ時間そのものが、素敵な思い出になりそうですよね。
「誰が払うか」と「誰が選ぶか」を別々に考えると、お互いの気持ちを尊重しやすくなりますよ。
両家でトラブルにならないための3つのポイント
ランドセルをめぐって、両家の祖父母間や親との間でちょっとした摩擦が生まれることもあるかもしれませんね。
そんなトラブルを防ぐために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
①なるべく早めに話し合いをする
ランドセルの購入は、年々早期化しています。
人気のモデルは早い時期に売り切れてしまうこともあるため、話し合いは早めがベターです。
希望するデザインや色がある場合は特に、年長さんになった春〜夏ごろには家族間で話し合いを始めると安心ですね。
②「お金を出す人」と「選ぶ人」を分けて考える
購入費用を誰が出すかと、どのランドセルを選ぶかは、別々のテーマとして話し合うとうまくいきやすいです。
「祖父母がお金を出すなら、祖父母が選ぶべき」「親が選ぶなら親が払うべき」という固定観念を外すだけで、ぐっと話し合いがしやすくなりますよ。
③一方の家だけに決定権を持たせない
どちらかの祖父母だけが話を進めて、気づいたらランドセルが決まっていた…という状況は、親御さんにとっても、もう一方の祖父母にとっても、少し困ることがあるかもしれませんね。
「全員が納得できる形」を目指して、情報を共有しながら進めることが大切です。
まとめ:「誰が買うか」より「みんなで決める」が大事
この記事でお伝えしてきたことを、最後に整理しましょう。
- 孫のランドセルを誰が買うかについて、法律や絶対的な慣習のルールはない
- 最新調査では、祖父母が買う家庭が約54%とやや多く、親が買う家庭も約41〜42%ある
- 父方・母方のどちらが買うかは現在ほぼ同率で、昔の「母方が買うもの」という慣習は薄れている
- 費用を誰が出すかと、ランドセルを誰が選ぶかは別に考えるとスムーズ
- 早めに両家で話し合い、全員が納得できる形を目指すことが一番大切
つまり、「正解はひとつではなく、家庭ごとに最適な形がある」というのがこの問いに対する答えなんですね。
大切なのは、誰が買うかという結論よりも、みんなが笑顔で孫の入学を喜べる状況をつくることかもしれませんね。
あなたらしい「答え」を、一歩ずつ見つけていきましょう
「うちはどうしたらいいんだろう?」と悩んでいた方も、少し気持ちが楽になったのではないでしょうか。
決まりがないからこそ、自分たちの家族にとって一番自然な形で決めることができるんです。
まずは、「誰が買うか」という結論を急がずに、家族みんなで話し合うきっかけをつくることから始めてみてください。
「ランドセル、どうしようか?」という一言が、きっと家族の素敵な会話のはじまりになるはずです。
孫さんの小学校入学が、祖父母にとっても、親御さんにとっても、そして何より孫さん本人にとって、笑顔あふれる思い出になりますように。
一緒に素敵なランドセル選びを楽しんでくださいね。