
ランドセルって、いざ色を塗ろうとすると「なんだかうまくいかないな…」って感じることがありますよね。
図工の時間にランドセルを描いているお子さんをサポートしたい保護者のかたも、実際に手を動かしているお子さん自身も、きっと同じような壁にぶつかっているんじゃないかなと思います。
また、「買ったランドセルの色に飽きてきた」「もう少し違う色にしたい」という気持ちで、実物のランドセルの色を変えたいと考えているかたも少なくないかもしれませんね。
この記事では、図工でランドセルを上手に色塗りするコツと、実物のランドセルの色を変える方法、両方をしっかり解説しています。
読み終わるころには「なるほど、そうやればよかったんだ」ときっと感じていただけると思いますよ。
ランドセルの色塗りは「面」を意識するのが基本

まず結論からお伝えすると、ランドセルの色塗りで大切なのは「輪郭線で囲ってから塗る」のをやめて、「面に色を置いて広げる」感覚で塗ることなんですね。
図工でも、実物の染め直しでも、共通して言えるのは「色を一気に塗り広げようとしない」ということです。
ランドセルは平らな板ではなく、いくつかの「面」が組み合わさってできている立体物ですよね。
その面ひとつひとつを意識して色を置いていくことで、グッと本物らしさが出てくるんです。
実物の色変更については、染め直し・カバー・シール・業者依頼という4つの手段があり、それぞれ用途や予算によって選び方が変わってきます。
どちらのケースも、この記事で一緒に見ていきましょう。
なぜ「面で塗る」と上手くいくのか

「面で塗るって言われても、よくわからない…」というかたもいるかもしれませんね。
ここでは、なぜ面を意識した塗り方が効果的なのか、もう少し詳しく解説していきますね。
ランドセルは「複数の面」でできている
ランドセルをよく見てみると、正面・側面・上面・底面とそれぞれの面があることに気づきますよね。
そして、それぞれの面には光の当たり方が違います。
光が当たっている面は明るく、影になっている面は暗く見えます。
この明暗の違いを色塗りで表現することで、平面の絵でも立体感が生まれるんですね。
「ランドセルは赤いから全部赤く塗ればいい」と思ってしまいがちですが、光の当たる部分は薄め、影の部分は濃いめに塗ることで、ぐっとリアルな仕上がりになります。
「暗い面・角から塗り始める」のが立体感を出すコツ
では、どこから塗り始めればいいのでしょうか。
複数の記事で共通して紹介されているのが、「暗い面や角から塗り始める」という方法です。
なぜ暗い部分から先に塗るのかというと、暗い色を先に置いておくことで、明るい部分との対比がわかりやすくなるからなんですね。
先に全体を均一に塗ってしまうと、後から暗い部分を調整するのが難しくなってしまいます。
「角から塗る」というのも同じ理由で、角は面と面の境目にあたり、ちょうど影ができやすい場所です。
角を先に塗ることで、自然に面の境界線が生まれて立体感が出やすくなるんですね。
筆の使い分けで仕上がりが変わる
色塗りで意外と見落とされがちなのが、筆のサイズの使い分けです。
- 広い面(正面や側面)は、大きめの筆でざっくりと塗る
- 金具・縫い目・小さなパーツは、細い筆で丁寧に塗る
大きい筆で細かいところを塗ろうとすると、はみ出したり塗りムラが出たりしますよね。
逆に、細い筆だけで広い面を塗ろうとすると、ムラが目立ちやすくなってしまいます。
用途に合わせて筆を使い分けるだけで、仕上がりの丁寧さがぐっと変わってくるんですね。
図工でのランドセルの色塗り:具体的な手順

ここからは、学校の図工などでランドセルを描く際に使える、具体的な色塗りの手順をご紹介しますね。
お子さんと一緒に確認してみてください。
手順①:ベースの色を面ごとに塗り分ける
まず最初に、ランドセル全体のベースとなる色を面ごとに塗り分けていきます。
正面・側面・上面など、それぞれの面が「どのくらい明るいか」を意識しながら塗ってみましょう。
このとき、線で囲ってから塗るのではなく、面に色を置いて広げる感覚でやってみてください。
線を引くと、どうしてもアニメのような平面的な仕上がりになりやすいんですね。
手順②:暗い部分を重ねて立体感を出す
ベースの色が塗れたら、次に影になる部分を少し濃い色で重ね塗りします。
角のあたりや、光が当たりにくい側面の下の方などが影になりやすい場所です。
一度に濃く塗ろうとせず、薄い色を少しずつ重ねていくのがポイントですよ。
そうすることで、自然なグラデーションが生まれて、革のような質感が出やすくなります。
手順③:明るい部分でハイライトを入れる
影が塗れたら、最後に光の当たっている部分に少し明るい色を足してみましょう。
ランドセルの正面の上部や、角の出っ張った部分などが光を受けやすい場所です。
この工程を加えるだけで、グッと本物らしい立体感が生まれるんですよね。
難しく感じるかもしれませんが、「少しだけ明るくする」程度でも十分効果が出ますよ。
手順④:金具や縫い目など細かい部分を仕上げる
全体の色が塗れたら、最後に細い筆で金具・留め具・縫い目などの細かい部分を塗って仕上げます。
金属部分はシルバーやゴールド、縫い目は少し濃い同系色で塗ると本物らしさが増しますよね。
細かい部分への気配りが、絵全体のクオリティを底上げしてくれるんですね。
実物のランドセルの色を変えたいときの方法
「買ったランドセルの色に子どもが飽きてしまった」「傷や色あせが気になる」という状況、きっと多くの保護者のかたが経験しているんじゃないかと思います。
実物のランドセルの色を変える方法には、大きく4つの選択肢があります。
方法①:ランドセルカバーで手軽に色を変える
もっとも手軽で安全なのが、ランドセルカバーを使う方法です。
市販のランドセルカバーはカラフルなものやキャラクターデザインのものも多く、子どもの好みに合わせて選べますよね。
ランドセル本体を傷つけたり改造したりする必要がないので、万が一気に入らなかったときもすぐに元に戻せるのが安心なポイントです。
方法②:シールやステッカーでデコレーションする
もう少し個性を出したいというかたには、革製品対応のシールやステッカーを使う方法もあります。
ワンポイントを加えるだけでも、ランドセルの印象がガラッと変わりますよね。
ただし、シールの種類によってははがしたあとに跡が残ることもあるので、素材に対応したものを選ぶと安心です。
方法③:DIYで染め直す
「色そのものを変えたい」という場合は、革製品向けの染料やスプレーを使ったDIY染め直しという選択肢もあります。
ただし、これはある程度の手間と注意が必要な方法ですので、事前の準備をしっかりしておくことが大切です。
DIYで染め直す際の基本的な工程はこちらです。
- 汚れや油分をしっかり落とすクリーニング
- 金具や縫い目をマスキングテープで保護する
- 薄く塗って、乾燥させてから重ね塗りを繰り返す
- 最後にコーティング剤で仕上げる
一度に厚塗りしてしまうとムラになりやすいので、薄塗り+乾燥を繰り返すのが大切なポイントです。
また、金属部分はマスキングでしっかり保護しておかないと、塗料がついてしまって取れにくくなることもありますよね。
ランドセルの素材によって染料との相性が変わることもあるので、目立たない部分で試してみることをおすすめします。
方法④:専門業者に依頼する
「自分でやるのは不安」「きれいに仕上げたい」というかたには、革製品の染め直し専門業者に依頼するのも選択肢のひとつです。
費用はかかりますが、プロの手によってムラなく仕上げてもらえるので、安心感が違いますよね。
近年は、ランドセルの染め直しを専門に手がけている業者も増えてきているとされています。
インターネットで検索すると、郵送対応してくれる業者も見つかることがあるので、一度調べてみるといいかもしれませんね。
まとめ:ランドセルの色塗りは「面」と「光と影」がポイント
この記事では、ランドセルの色塗りについて、図工での塗り方と実物の色変更、両方の視点からまとめてきました。
最後に大切なポイントを整理しておきますね。
- 図工では「線で囲って塗る」より「面に色を置いて広げる」のが基本
- 暗い面・角から塗り始めると立体感が出やすい
- 光の当たる部分は薄く、影の部分は濃くするとリアルな仕上がりになる
- 筆は面の大きさに合わせて使い分けると、仕上がりがぐっと丁寧になる
- 実物の色変更にはカバー・シール・DIY染め直し・業者依頼の4つの方法がある
- DIYの染め直しは、薄塗り+乾燥を繰り返すのが成功のカギ
ランドセルの色塗りって、最初は難しく感じるかもしれませんが、コツさえつかめば「なるほど、こういうことか」と感じる瞬間がきっと来ますよ。
図工のお子さんをサポートしているかたも、実物の色変更を検討しているかたも、ぜひ今日から試してみてくださいね。
一歩踏み出してみると、思っていたよりずっとうまくいくことも多いものですよ。
焦らず、少しずつ試しながら、楽しんで取り組んでみてください。
きっと素敵な仕上がりになりますよ。