
お子さんが小学校に入学するとき、ランドセルの話をしていて「あれ、これって何て読むんだっけ?」と思ったことはありませんか?
文章で見かける「背負う」という言葉、普段は何気なく使っているけれど、いざ正しい読み方を聞かれると少し迷ってしまいますよね。
特に、地域によっては全く違う言い方をすることもあって、「えっ、それって方言だったの?」と驚かれる方も多いんですね。
この記事では、「ランドセルを背負う」の正しい読み方から、地域による言い方の違いまで、わかりやすくご紹介していきますね。
きっと、日本語の面白さや、地域による言葉の豊かさを感じていただけると思いますよ。
標準語では「せおう」が正しい読み方です

結論から申し上げますと、「ランドセルを背負う」の標準的な読み方は「ランドセルをせおう」なんですね。
国語辞典で「背負う」を調べると、「せおう」または「しょう」の2つの読み方が載っているんです。
ただし、日常会話で「ランドセルをしょう」と言う人はほとんどいないかもしれませんね。
また、九州地方(特に福岡・長崎など)では、「ランドセルばからう」という方言が今でも広く使われているんですよ。
地域によって同じものを指す言葉が違うって、とても興味深いですよね。
なぜ「せおう」が一般的なのか

「せおう」は具体的な動作を表す読み方
「せおう」という読み方が一般的に使われるのは、具体的に背中に物を載せる動作を表すときに自然だからなんですね。
例えば、「リュックをせおう」「子どもをせおう」「荷物をせおう」といった使い方をしますよね。
私たちの日常生活の中で、実際に何かを背中に載せる場面では、ほぼ「せおう」と言っているはずですよ。
「しょう」は抽象的な意味で使われる
一方で、同じ「背負う」でも「しょう」と読む場合もあるんです。
でも、こちらは抽象的な責任や役割を担うという意味で使われることが多いんですね。
例えば、「一家を背負って立つ(しょう)」とか「責任を背負う(しょう)」といった表現を聞いたことがあるかもしれませんね。
このように、物理的に背中に載せるときは「せおう」、責任などを引き受けるときは「しょう」と使い分けられているんですよ。
アナウンサーや朗読では「しょう」も使われる
ただし、ニュース番組や朗読などでは、「荷物を背負って(しょって)歩く」のように「しょう」と読むケースもあるようですね。
これは、文章語としての格調を保つための読み方なのかもしれません。
でも、日常会話で「ランドセルをしょう」と言うと、ちょっと不自然に聞こえてしまいますよね。
九州では「からう」という方言がある

福岡・長崎を中心に広く使われる表現
福岡や長崎を中心とした九州各地では、「からう」という方言で「背負う」を表現するんですね。
「ランドセルばからう」「リュックばからって行く」といった言い方が、今でも日常的に使われているんですよ。
学校の先生も普通に「ランドセルばからってください」と言うので、地元で育った方にとっては、これが当たり前の表現なんですね。
大人になって方言だと知って驚く人も
面白いのは、九州で「からう」を使って育った方が、大人になってから「これって方言だったんだ!」と驚くケースが多いことなんです。
子どもの頃から周りの人がみんな使っていたので、標準語だと思っていたという声も多く聞かれますね。
SNSやインターネットで他地域の人と交流するようになって、初めて気づくという方もいらっしゃるようですよ。
他地域では通じないことも
九州以外の地域の方に「ランドセルをからう」と言っても、「えっ、何それ?」と意味が通じないことがほとんどなんですね。
キッズ向けのQ&Aサイトでも、福岡出身の子どもが「『からう』って方言なの?」と質問して、他の地域の子どもたちが「初めて聞いた」と答えているケースが見られます。
こうした地域による言葉の違いって、改めて考えると興味深いですよね。
具体的な使い方の例
標準語「せおう」の活用例
標準語での「せおう」の使い方を、いくつかの活用形で見ていきましょうね。
- 基本形:ランドセルを背負う(せおう)
- 連用形:ランドセルを背負って(せおって)学校へ行く
- 仮定形:ランドセルを背負えば(せおえば)重く感じる
- 命令形:ランドセルを背負いなさい(せおいなさい)
このように活用させてみると、やっぱり「せおう」という読み方が自然ですよね。
九州方言「からう」の活用例
次に、九州方言の「からう」も同じように見てみましょうか。
- 基本形:ランドセルばからう
- 連用形:ちゃんとからって行きなさい
- 過去形:ランドセルばかろうとったねぇ(背負っていたね)
- 命令形:ランドセルばからんね(背負いなさい)
九州の方言には独特のリズムがあって、温かみを感じますよね。
口語でよく使う「しょって」
実は、「せおう」でも「しょう」でもない、「しょって」という言い方もよく耳にしませんか?
「ランドセルしょって行くね」という表現、多くの方が使っているかもしれませんね。
これは「背負って」の口語形で、「せおって」よりもカジュアルで自然な響きがあるんですよ。
家族や友達同士の会話では、こちらの方が使いやすいかもしれませんね。
読み方を明確にするための工夫
ふりがなを付けると親切
文章で「背負う」を使うときに、読み方をはっきりさせたい場合は、ふりがなを付けると良いですよね。
「ランドセルを背負(せお)う」と書けば、誰が読んでも迷わないですよ。
特に、お子さん向けの文章や、日本語学習者向けの資料では、こうした配慮が大切になってきますね。
会話では自然な表現を選ぶ
会話の中では、無理に「正しい読み方」にこだわらなくても大丈夫ですよ。
「ランドセルしょって」「ランドセル背負って(せおって)」など、相手に伝わる自然な表現を使うのが一番ですね。
言葉は、コミュニケーションのための道具ですから、相手との関係や場面に応じて柔軟に使い分けていけばいいんですよ。
まとめ:地域によって豊かな表現がある
「ランドセルを背負う」の読み方について、ここまで見てきましたね。
標準語としては「せおう」が正しい読み方で、日常会話でもこれが一般的に使われています。
「しょう」という読み方もありますが、こちらは抽象的な意味や文章語として使われることが多いんですね。
そして、九州地方では「からう」という方言が今でも広く使われていて、地域の言葉として大切にされているんですよ。
正しい読み方を知ることも大切ですが、それと同時に、地域によって違う表現があることを知るのも楽しいですよね。
日本語の豊かさって、こういう多様性の中にあるのかもしれませんね。
お子さんとの会話を楽しんでください
もしかしたら、この記事を読んで「そういえば、うちの地域では違う言い方をするな」と気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
お子さんがランドセルを背負う姿を見ながら、「これって何て言うんだっけ?」「お父さんの田舎では違う言い方をするんだよ」なんて会話をしてみるのも素敵ですよね。
言葉の違いを通じて、お子さんに日本の地域の多様性を伝えることもできますし、家族のルーツについて話すきっかけにもなりますよ。
正しい読み方を知ることも大切ですが、それ以上に、言葉を通じたコミュニケーションを楽しむことが何より大切なのかもしれませんね。
お子さんの新しい生活のスタートを、温かく見守ってあげてくださいね。