ランドセルを使わない県ってどこ?

ランドセルを使わない県ってどこ?

「えっ、ランドセルを使わない地域って本当にあるの?」と思ったことはありませんか?
日本では「小学校入学=ランドセル」というイメージが強いですよね。
でも実は、全国にはランドセルではなくナイロン製のリュックや指定かばんを使う地域が、思っているよりもたくさんあるんです。

この記事では、ランドセルをほぼ使わない・使わないことが多い地域とその理由をくわしくご紹介します。
「うちの子の通学かばん、ランドセルじゃなくてもいいのかな?」「なんでその地域ではランドセルを使わないんだろう?」という疑問をお持ちの方も、きっとスッキリ理解できると思いますよ。

ランドセルを使わない県・地域は全国に点在している

ランドセルを使わない県・地域は全国に点在している

まず結論からお伝えしますね。
「ランドセルを使わない県」という表現がよく使われますが、正確には「県全体でランドセルを使わない」というわけではなく、県内の一部地域・市町村・学校でランドセル以外のかばんが主流になっているというのが実態です。

代表的な地域としては、次のような場所が挙げられています。

  • 北海道(特に小樽市など)
  • 京都府南部(亀岡市など)
  • 島根県出雲市(一部地域)
  • 鳥取県西部
  • 富山県立山町、新潟県・岐阜県の一部
  • 滋賀県・奈良県・大阪府の一部地域
  • 福岡県の一部、長崎県島原市、沖縄県の一部小学校

これらの地域では、ナイロン製の軽量リュックや自治体・学校指定のかばんが使われているとされています。
どの都道府県でも、ランドセルを使う家庭は存在しますし、ランドセル以外を選ぶ自由もあります。
「使わない県」というより、「使わない文化が根付いている地域がある」というイメージが正しいかもしれませんね。

なぜその地域ではランドセルを使わないの?

なぜその地域ではランドセルを使わないの?

「でも、なんでその地域ではランドセルを使わないんだろう?」と気になりますよね。
実は、地域によってその理由がさまざまで、とても興味深いんです。

理由①:雪国ならではの気候と通学事情

北海道をはじめとする雪国では、冬になると道路が凍結したり、吹雪の中を登校したりすることが珍しくありません。
そんな環境では、重くて硬いランドセルは正直なところ不向きとされています。

防寒具や雨具などで荷物がどうしても増えてしまう上に、転倒した際の安全性も気になりますよね。
そのため、軽くて柔軟性のあるナイロン製リュックが選ばれることが多いとされています。
北海道では、6年間ランドセルを使い続ける子は少数派で、途中でリュックに切り替えるケースも多いとされているんですね。

理由②:価格・コスト面での負担軽減

ランドセルの価格、ご存じですか?
一般的には数万円から、ブランドものだと10万円を超えることもあるとされています。
対して、ランドセル以外のかばんはずっとリーズナブルです。

  • 京都南部の「ランリック(ランリュック)」:約760g、1万円以下とされています
  • 鳥取西部の「ランドナップ」:約660g、6500円程度とされています

価格だけでなく、重さも全然違いますよね。
家計への負担を考えると、こういった選択肢があるのはとても助かりますよね。

理由③:学校・自治体の方針や指定かばんの存在

北海道の多くの学校では、通学かばんを自由としている方針が見られるとされています。
一方、出雲市・京都南部・小樽市などでは、ナイロン製リュックを「指定かばん」として学校が採用しているケースがあるとされています。

つまり、学校や自治体がランドセル以外のかばんを公式に採用しているから、その地域ではランドセルが主流にならなかったという背景があるんですね。
これは、それぞれの地域の歴史や事情が積み重なって今の文化になっているということなのかもしれませんね。

理由④:地域に根付いた文化・慣習

北海道では「入学=ランドセル」という価値観が本州ほど強くなく、リュック文化が自然に定着しているとされています。
また、「黄色のランリュック」「ランバッグ」など、その地域の子どもたちにとってのシンボルのような通学かばんが存在するケースもあります。

地域のアイコン的な存在になっているかばんがあるって、なんだかほっこりしますよね。

ランドセルを使わない地域の具体的な事例

ランドセルを使わない地域の具体的な事例

ここからは、特に有名な地域の事例をもう少しくわしく見ていきましょう。
「うちの地域はどうなんだろう?」と思っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

事例①:北海道・小樽市の「ランリュック」文化

北海道の中でも特に有名なのが、小樽市のランリュック文化です。
小樽市は「ランドセルを使用しない地域」として広く知られており、ナイロン製の軽いリュック「ランリュック」が広く採用されているとされています。

北海道全体でも、6年間ずっとランドセルを使い続ける子は少数派とされており、途中でリュックに切り替えるご家庭も多いとのことです。
厳しい冬の気候や通学環境が、こうした文化を育んできたのかもしれませんね。

事例②:京都府南部の「ランリック(ランリュック)」

京都府南部、特に亀岡市などの地域では、黄色いナイロン製リュック「ランリック(ランリュック)」が主流とされています。
朝ドラで話題になったこともあるとされており、地域の子どもたちにとって馴染み深いかばんなんですね。

重さは約760gとランドセルよりも軽く、価格も1万円以下とされています。
学校・自治体が指定かばんとして採用している文化が根付いており、地域全体でランドセル以外のかばんが当たり前の風景になっているとのことです。

事例③:島根県出雲市の「ランバッグ」

島根県出雲市の一部地域では、1970年代頃から「ランバッグ」と呼ばれるナイロン製リュックが採用されているとされています。
半世紀近くにわたって使われ続けてきたとすると、もはや地域の文化として完全に定着していると言えそうですよね。

現在もランドセル必須ではない地域が存在するとされており、長い歴史の中で育まれた独自の通学かばん文化が今も続いているんですね。

事例④:鳥取県西部の「ランドナップ」

鳥取県西部では、「ランドナップ」という通学かばんが使われているとされています。
重さは約660g、価格は6500円程度とされており、軽さとリーズナブルさが特徴です。

ランドセルとは一線を画す独自のネーミングも、なんだか親しみやすくていいですよね。
地域ごとに独自のかばん文化が育まれているって、日本の多様性を感じられて面白いと思いませんか?

2020年代以降、ランドセル以外の選択肢が全国的に広がっている

実はこれ、ランドセルを使わない特定の地域だけの話ではなくなってきているんです。
2020年代以降、全国的に「ランドセルでなくてもいいのでは?」という声が高まっているとされています。

子どもの身体への負担が見直されている

教科書の厚みが増したこともあり、ランドセルに荷物を詰めると約10kgになることもあり得るとされています。
肩こりや腰痛、姿勢の悪化が問題視されるようになり、ランドセルそのものを見直す動きが広がっているんですね。

価格・ジェンダー・校則への問題意識

高額なランドセルをめぐる「ブランド比べ」「カラーの性別イメージ」なども、近年では負担やストレスになるという指摘があります。
こうした声を受けて、育児系メディアやNHKなどでも「ランドセル廃止」や「個人の選択にゆだねる」方針をとる学校・自治体が増えていると報じられています。

「ランドセルもリュックもOK」「指定なしで各家庭が選ぶ」とする学校が全国的に少しずつ増えているとされており、ランドセル一択だった時代から、多様な選択肢が認められる時代へと変わりつつあるようですね。

この記事のまとめ

改めて、この記事の内容を整理しますね。

  • 「ランドセルを使わない県」は厳密には存在せず、市町村・学校単位でランドセル以外が主流になっている地域が全国に点在している
  • 代表的な地域は、北海道(小樽市など)・京都府南部・島根県出雲市・鳥取県西部など
  • 使わない理由は、気候・コスト・学校の方針・地域文化などさまざま
  • ランリュック・ランバッグ・ランドナップなど、地域独自のかばん文化が形成されている
  • 2020年代以降、全国的にランドセル以外の選択肢を認める動きが広がっている

ランドセルは日本の小学校文化の象徴ですが、法的に使わなければならないものではないんですね。
地域や学校の方針によって、さまざまな通学かばんの選択肢があるということが、おわかりいただけたかと思います。

「うちの子にはランドセルが合っているのかな?」「もっと軽くて使いやすいかばんの方がいいんじゃないかな?」と感じているのであれば、ぜひ一度、お子さんの学校や自治体の方針を確認してみてください。
もしかしたら、ランドセル以外の選択肢がすでに認められているかもしれませんよ。

大切なのは、お子さんが毎日安全に、そして楽しく通学できることですよね。
かばん選びも、ぜひお子さんと一緒に話し合いながら決めてみてくださいね。
きっと、お子さん自身も通学が少し楽しくなるはずですよ。