昔のランドセルは何cm?昔と今のサイズを比較!

昔のランドセルは何cm?昔と今のサイズを比較!

「お父さんやお母さんが使っていたランドセルって、今のより小さかったよね?」そんな話題が出たことはありませんか?
実は、昔と今のランドセルのサイズ(cm)は、思っている以上に大きく変化しているんですね。
「昔のランドセルって何cmくらいだったんだろう?」「今のランドセルとどう違うの?」と気になっている方に向けて、この記事では昔と今のランドセルのサイズを数字でしっかり比較しながら、わかりやすく解説します。
読み終わったあとには、ランドセルの歴史とサイズ変化の理由まで、スッキリ理解できるはずですよ。

昔のランドセルは今より一回り小さかった

昔のランドセルは今より一回り小さかった

結論からお伝えすると、昔のランドセルは今のランドセルよりもひと回り、場合によっては「約半分ほど」小さかったとされています。
特に大きな違いはサイズの基準で、昔はB5サイズ対応が主流だったのに対し、今はA4サイズ対応が当たり前になっているんです。

簡単に比較してみましょう。

  • 昔(昭和期ごろまで):B5対応・内寸幅22cm×高さ28cm前後、マチ幅は薄め
  • 今(現在の標準):A4クリアファイル対応・内寸幅22〜23.5cm×高さ31cm、マチ幅12cm前後

数字だけ見ると「そんなに変わらないのでは?」と思うかもしれませんね。
でも実は、一番大きく変化しているのがマチ幅(奥行き)なんです。
昔は約7〜10cm程度だったマチ幅が、今では12〜13.5cmほどになっています。
この差が、収納力の大きな違いを生み出しているんですね。

なぜ昔のランドセルは小さかったのか

なぜ昔のランドセルは小さかったのか

「なんで昔のランドセルはあんなに小さかったんだろう?」と疑問に思いますよね。
実はこれには、時代ごとの教科書のサイズと素材の技術という、2つの大きな理由があるんです。

理由①:教科書がB5サイズ中心だった

昔の小学校で使われていた教科書やプリントは、B5サイズが主流でした。
B5のサイズはおよそ18.2cm×25.7cmで、A4(21cm×29.7cm)よりもひと回り小さいサイズです。
ランドセルは入れるものに合わせて設計されるので、教科書がB5であれば、ランドセルもそれに合った小ぶりなサイズで十分だったわけですね。

ところが1990年代以降、教科書がA4サイズへと大判化していきました。
それに伴って、ランドセルも縦・横ともにサイズアップが必要になっていったんです。
この流れは、私たちの生活の変化がランドセルのカタチにも影響を与えているんだな、と感じるエピソードですよね。

理由②:素材が牛革中心で軽量化が難しかった

もうひとつの理由が、素材の問題です。
昔のランドセルは牛革が主流で、丈夫である反面、どうしても重くなりやすい素材でした。
大きくすればするほど革の使用量が増え、さらに重くなってしまう……。
だから「あまり大きなサイズは実用的ではなかった」とされているんですね。

現在は人工皮革(クラリーノなど)をはじめとした軽量素材の開発が進み、サイズが大きくなったにもかかわらず、重さは昔より軽くなっています。
昔のランドセルが約1.6kgほどだったのに対し、今では1kgを切る製品が多くなっているんです。
「大きいのに軽い」というのが、現代のランドセルの大きな進化のひとつと言えるかもしれませんね。

理由③:マチ幅の規格が時代とともに変わってきた

日本のランドセルには、業界全体での「標準寸法」という考え方があります。
かつての背板サイズの標準は22cm×27cm程度でしたが、その後24cm×28cmに変更され、さらに現在は縦31cm前後・横25cm前後が一般的になったとされています。
そして同時に、マチ幅(奥行き)も年々広がってきました。

明治期に学習院で統一されたランドセルの寸法では、マチ幅はわずか約7.6cmほどだったとされています。
一方、今の標準的なランドセルのマチ幅は約12〜13.5cm。
倍近い差がありますよね。
この「マチ幅の拡大」こそが、昔と今のランドセルの収納力の違いを生み出している最大のポイントなんです。

昔のランドセルのcmがよくわかる3つの具体例

昔のランドセルのcmがよくわかる3つの具体例

「数字で言われてもイメージしにくい…」という方のために、具体的なエピソードや実例を3つ紹介しますね。
これを読むと、昔のランドセルのサイズ感がよりリアルに伝わるかもしれません。

具体例①:蔵で発見された古いランドセルのサイズ

実際に古いお宅の蔵で発見されたとされる昔のランドセル(戦前〜昭和期のもの)のサイズが記録として残されています。
そのサイズは、高さ25.5cm × 幅20.5cm × マチ10cm、重さはなんと580gというものでした。

今のランドセルと比べると、「約半分ほどの大きさ」と紹介されているほどの小ささです。
高さ25.5cmは、今の標準サイズ(高さ約31cm)より5cm以上も短いんですね。
そして重さが580gというのも驚きです。
今のランドセルは1kg前後が多いですが、当時の小ぶりなランドセルの方がかえって軽かったというのは、なんとも興味深いですよね。

具体例②:明治期の学習院標準ランドセルのサイズ

ランドセルの原型は、明治時代に学習院で使われるようになったと言われています。
当時統一されたとされる寸法は、尺・寸の単位で記録されており、現代の単位に換算すると

  • 縦:約31〜33cm
  • 横:約29〜31cm
  • マチ幅:約7.6cm

という大きさだったとされています。
縦・横のサイズは今と比べてそれほど変わらないように見えますが、マチ幅が約7.6cmと現在の半分程度という点が大きな違いです。
つまり「高さと幅は近いけれど、薄くて収納量が少ない」というのが明治期ランドセルの特徴だったわけですね。
このマチ幅の薄さが、「あまりたくさんのものを入れることはできなかった」とされる理由なんです。

具体例③:2000年頃のランドセル工業会の標準寸法

2000年頃のランドセル工業会が定めていた標準寸法は、内寸で幅220mm×高さ280mm(外寸:幅240mm×高さ290mm)というものでした。
高さが28cm(280mm)というのは、今の標準である31cmよりも3cm低い設定です。
この頃はまだB5からA4への移行期だったこともあり、サイズもちょうど過渡期にあったと言えるかもしれませんね。

ちなみに現在のA4クリアファイル対応ランドセルの内寸は、横幅約22.3cm×高さ31cm×奥行き11cm前後が一般的です。
A4フラットファイル対応になるとさらに奥行きが広がり、内寸約23.5cm×31cm×12cm程度になります。
2000年頃の標準寸法と比べると、高さで約3cm、奥行きでも大幅に拡大されてきたことがわかりますね。

昔と今のランドセルサイズ・重さを一覧で比較

ここまでの内容を整理して、昔と今のランドセルの主なスペックを比較してみましょう。

  • 昔(昭和期・古いもの):高さ約25.5cm、幅約20.5cm、マチ約10cm、重さ約580g〜1.6kg
  • 明治期の標準:高さ約31〜33cm、横約29〜31cm、マチ約7.6cm
  • 2000年頃の標準:内寸幅22cm×高さ28cm(B5対応〜移行期)
  • 今の標準(A4クリアファイル対応):内寸幅約22〜22.3cm×高さ31cm×奥行き11〜12cm、重さ1kg以下が主流
  • 今の標準(A4フラットファイル対応):内寸幅約23.5cm×高さ31cm×奥行き12cm前後

こうして並べてみると、高さの変化もさることながら、マチ幅(奥行き)が劇的に広がってきたことがよくわかりますよね。
そして「大きくなったのに軽くなった」という現代のランドセルの進化は、素材と技術の発展のおかげなんですね。

まとめ:昔のランドセルのcmと今の違いはここが大きい

この記事で一緒に見てきた内容を最後に整理しますね。

  • 昔のランドセルはB5対応が主流で、内寸の高さは25〜28cm前後、マチ幅は約7〜10cmと薄めのものが多かった
  • 今のランドセルはA4対応が標準で、内寸の高さは約31cm、マチ幅は約12〜13.5cmとかなり広くなっている
  • 昔は教科書がB5中心・素材が重い牛革だったため、ランドセルを大きくすることが難しかった
  • 1990年代以降の教科書の大判化に伴い、ランドセルもサイズアップ。素材の進化で「大きくなったのに軽くなった」という進化を遂げた
  • 蔵で発見された古いランドセルは高さ25.5cm×幅20.5cm×マチ10cm・重さ580gで、今の「約半分ほどの大きさ」とされている

「昔はB5対応で薄くて重い、今はA4対応で大きいのに軽い」というのが、昔と今のランドセルのサイズ変化を一言で表すポイントと言えるかもしれませんね。

もしかしたら、このサイズの変化を知ることで、お子さんにとってどんなランドセルが合っているのかを考えるヒントにもなるかもしれません。
ランドセル選びのときに「内寸の高さが31cmあるか」「マチ幅は十分か」という観点でチェックしてみると、きっとお子さんにとって使いやすい一本が見つかると思いますよ。
昔ながらのシンプルなデザインで、サイズはA4対応という「いいとこどり」のランドセルも最近は増えてきているので、ぜひいろいろ比べながら探してみてくださいね。