
お子さんが小学校に入学する準備を進めていると、「体操服袋って手作りしないといけないの?」「しかもランドセルの上から背負えるタイプって、どうやって作るの?」と頭を悩ませてしまうこと、ありますよね。
ミシンに慣れていない方にとっては、「難しそう…」「失敗したらどうしよう…」と不安になるのも、すごくよくわかりますよ。でも実は、ランドセルの上から背負えるナップサックは、ちょっとしたコツを知っているだけで、裁縫初心者さんでもきれいに仕上げることができるんですね。
この記事では、そのコツをわかりやすく丁寧にお伝えしていきます。完成後は、お子さんがランドセルを背負ったままナップサックを肩からかけてお出かけできるようになりますよ。ぜひ最後まで一緒に見ていきましょう。
ランドセルの上から背負えるナップサックは「長い紐」と「下タブ」がポイント

結論からお伝えすると、ランドセルの上から背負えるナップサックを作るためのポイントは、「紐を長めにすること」と「下タブ(ループ)を付けること」の2つです。
この2つさえ押さえておけば、あとは普通のナップサックとほとんど同じ手順で作ることができるんですね。裏地なし・マチなしのシンプルなタイプなら、ミシンが苦手な方でも挑戦しやすいとされています。
「え、たった2つのポイントだけでいいの?」と思った方も多いかもしれませんね。もちろん細かい部分もありますので、これから詳しく解説していきますね。
なぜ「長い紐」と「下タブ」が必要なのか

「普通のナップサックとどう違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。ここでは、その理由をしっかりご説明していきます。
ランドセルの厚みが邪魔をしてしまう
ランドセルというのは思っている以上に厚みがありますよね。お子さんが教科書やノートをたっぷり入れると、ランドセルの背面から背中の間には相当な空間が生まれます。
そこに普通の長さの紐のナップサックをかけようとしても、紐が短すぎてランドセルの上からうまく肩に通せないんですね。そのため、ランドセルの上から背負えるナップサックの紐は、1本あたり約1.8〜2.0m程度が適切とされています。
一般的な子ども用ナップサックの紐は片側1.5m前後とされていますので、それよりも少し長めに用意する必要があるんですね。
紐が固定されないと背負いにくくなる
紐を長くするだけでも背負えるようにはなりますが、それだけだとナップサックがランドセルの脇でブラブラしてしまって、動きにくかったり、紐がよれてしまったりすることがあるんですね。
そこで活躍するのが「下タブ(ループ)」というループ状の小さなパーツです。
ナップサックの下部両サイドに短いテープを輪にして縫い付けて、そこに紐を通すことで、紐の動きが安定して背負いやすくなるとされています。ランドセルの高さに干渉せず、スムーズに背負えるのは、この下タブのおかげなんですね。
持ち手を付けると使い勝手がアップする
もうひとつ、入学準備のレシピでよく見かけるのが「上部への持ち手テープ追加」です。
持ち手を付けると、ロッカーのフックや学校の棚に掛けやすくなりますよね。ランドセルのサイドフックに一時的に引っ掛けることもできるため、とても便利とされています。必須ではありませんが、きっとお子さんも使いやすく感じてくれるかもしれませんね。
作り方を具体的に見ていきましょう

では、実際の作り方をステップごとに見ていきましょう。ここでは「裏地なし・マチなし」の最もシンプルなタイプをご紹介します。
用意するもの
- 表布(キルティング生地や綿オックスなど):縦45〜50cm × 横35〜40cm程度を1枚または2枚
- 紐(アクリルコード・丸紐など柔らかいもの):約1.8〜2.0m × 2本
- アクリルテープ(幅2〜3cm):6〜8cm × 2本(下タブ用)
- アクリルテープ(幅2〜3cm):10〜15cm × 1本(持ち手用、省略可)
- 安全ピン(紐通し用)
- ミシン・ハサミ・定規など基本の裁縫道具
布のサイズについては、完成後の本体サイズが縦38〜42cm × 横32〜35cm程度になるものが一般的とされています。お子さんの体操服のサイズによって少し調整してみてくださいね。
STEP1:布の端処理をする
布を裁断したら、まず上辺以外の3辺(両脇と底)にジグザグミシンかロックミシンでほつれ止め処理をしましょう。
ここをしっかりやっておくと、使ううちにほつれてくることがなくなりますよ。地味な作業ですが、完成品の丈夫さに関わってくる大切な工程なんですね。
STEP2:下タブを準備して仮留めする
アクリルテープを6〜8cmにカットして、輪になるように二つ折りにします。これを布の両サイド下から1〜1.5cmの位置に、輪が内側を向くように仮留めしておきます。
この下タブの位置が、ランドセルの上から背負いやすいかどうかに大きく影響するとされています。後で縫い込まれるので、まち針かクリップでしっかり固定しておくと安心ですよ。
STEP3:布を中表に合わせて脇と底を縫う
布を中表(表面が内側になるよう)に合わせて、脇の部分を縫っていきます。このとき、上部の7〜8cmは紐通し口になるので縫わずに残しておくのがポイントです。
脇を縫い終わったら底も縫います。下タブはこの工程で一緒に縫い込まれますよ。しっかり固定されているか確認しながら進めていきましょうね。
STEP4:袋口(上部)を三つ折りにして縫う
布を表に返す前に、袋口の処理をします。上辺を1cmほど折り、さらに3cm程度折り込んで三つ折りにします。このとき、STEP3で縫わずに残した7〜8cmの部分と合わせて紐通し口ができるように、一か所だけ縫わずに開けておくのがコツですよ。
三つ折りにした袋口の端から2〜3mmのところをぐるっとステッチで縫っていきます。紐通し口は上下2段になるように縫うと、紐を通しやすくなりますね。
STEP5:表に返して紐を通す
いよいよ最終工程です。表に返してアイロンで形を整えたら、安全ピンを使って紐を通していきます。
2本の紐を、それぞれ反対側から通していくのが基本的なナップサックの紐の通し方です。このとき、片方の紐はそれぞれ下タブにも通してから端を結ぶようにします。こうすることで、背負ったときに紐が安定してランドセルの上からでも快適に使えるようになるんですね。
紐の長さは、実際にお子さんにランドセルを背負ってもらってから最終調整するのがおすすめとされています。コードストッパーを使えば、使いながら長さを調節できるのでさらに便利ですよ。
作り方のバリエーション別に見てみましょう
シンプルなタイプの作り方がわかったところで、もう少し応用したバリエーションも見ておきましょうか。
キルティング生地で作るしっかりタイプ
体操服袋でよく使われるのがキルティング生地ですね。厚みがあってしっかりしているので、多少荒っぽく扱ってもへたりにくいとされています。ダイソーなどの100均でも手に入るとされており、コストを抑えたい方にも人気があるようですね。
ただしキルティング生地は少し厚みがあるため、三つ折りなどの折り作業が難しく感じることがあるかもしれません。そんなときはアイロンでしっかり押さえながら作業するときれいに仕上がりますよ。
マチ付きでたっぷり入れたいタイプ
体操服をゆったり入れたい場合や、上靴も一緒に入れることが多い場合は、底に5〜8cm程度のマチを付けるのもいいかもしれませんね。
マチを付けると立体感が出て収納力がアップします。作り方は底の両角に三角形に折り込んで縫うだけなので、ナップサック本体が完成した後でも比較的簡単にできるとされていますよ。
オックス生地や綿ポリで作る軽量タイプ
「少しでも軽くしてあげたい」と思う方には、薄手のオックス生地や綿ポリ混紡の生地もおすすめかもしれません。キルティングより軽くて扱いやすい反面、ほつれやすいので端処理はていねいにするといいですね。
好きなキャラクターや柄の生地で作ってあげると、お子さんもきっと喜んでくれるでしょうね。
作り方のおさらいと大切なポイントまとめ
ここまでのポイントを整理してみましょう。
- 完成サイズは縦38〜42cm × 横32〜35cm程度が目安とされています
- 紐は1本あたり1.8〜2.0mにするとランドセルの上から背負いやすいとされています
- 下タブ(ループ)を下部両サイドに縫い付けることで紐が安定します
- 持ち手を付けるとロッカーやフックに掛けやすくなります
- 裏地なし・マチなしのシンプルタイプが初心者向けで作りやすいとされています
- 紐の長さは実際にランドセルを背負って最終調整するのがおすすめです
「難しそう」と感じていた方も、ポイントがシンプルであることがわかってもらえたんじゃないかと思います。「長めの紐」と「下タブ」、この2つさえ覚えておけば大丈夫なんですね。
まず一歩、材料をそろえるところから始めてみましょう
「よし、作ってみよう!」と思っていただけましたか?
最初はちょっと難しそうに感じていても、作ってみると意外とスムーズに進むことも多いんですね。入学準備という期間限定のイベントだからこそ、世界でひとつだけの手作りナップサックをお子さんにプレゼントしてみるのも素敵な思い出になるかもしれません。
まずは材料をそろえるところからでいいですよ。100均で生地と紐を手に取ってみるだけでも、「作れそうな気がしてきた!」という気持ちになってくることがあります。
ミシンが不安な方は、まず端切れで練習してみるのもいいかもしれませんね。一緒に楽しみながら、お子さんのための素敵なナップサック作りに挑戦してみてください。きっとできますよ。